2010年7月27日火曜日

有給休暇の取得理由を公開してはいけませんか?

こんにちは。今年の当ブログ24回中12回を書いている河原です。

といっても、私のブログを貼り付けているだけなんですが…。
現在、今年に入って全営業日のブログ更新中。

最近はQ&Aタイプにしてみています。

是非、一度、ごらんください。

下記をクリックください。(本アドはhttp://www.igyoukeiei.comです。下記はそちらのブログにつながります。)
http://bit.ly/dsVmuD

ということで、最近のブログでアクセスの多かったものを貼り付けておきますね。



【質問】

有給休暇の取得理由を社員全員に公開してはいけませんか?

【回答】

取得理由を聞くことがまずグレーです。それを公開するとなると、『私用のため』レベルの取得理由を認めたとしても、取得に躊躇したり、プライバシーの侵害になる可能性もあります。

目的に法的に問題のない正当性・合理性があれば別ですが、そうでなければ難しいでしょう。

【解説】

『有給休暇の取得理由を公開してはいけない』という法律はありません。

しかし、有給休暇の取得を妨げるような措置を施してはいけないという規制はあります。有給休暇の買い取り等もそれが禁じられている理由です。

今回、ご質問いただいた、有給休暇の取得理由の公開も、その公開によって取得を思い止まるケースが想定されます。

そもそもの公開の目的も、そうしたことがあるのかもしれません。

夏休みの時期です。多くの方が有給休暇を取得し、業務上、トラブルを防ぐために、どの日に有給休暇を取得するかを一覧にするといったものであれば問題ありませんが、取得理由を聞くことさえ、問題視する監督官もいらっしゃいます。

(過去、調査で取得理由欄をなくすように指導されたことがあります。)

また、思いっきり、『遊びに行くため』と記載があったとしても、それを妨げることができないのが有給休暇です。

時季変更権(取得日の変更)を行使せざるを得ないようなときに、初めて理由を聞く意義が出てくるレベルでしょうか。

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