昨日、スカイパーフェクトTVのPPVで、『DRAGON GATE』の大阪府立大会を見た。
知らない人がほとんどだと思うので、説明すると、
『DORAGON GATE』というのはプロレス団体である。
http://www.gaora.co.jp/dragongate/index.html
どこのプロレス団体も苦戦する中、それぞれの興行で黒字を出す優良企業である。
京都でもKBSホールで定期的に興行が行なわれているので、
ポスターなど見た事があるのではないでしょうか?
もともとはその世界で有名なウルティモドラゴンというプロレスラーが立ち上げた団体で、
メキシコのプロレスを日本に持ち込んだような感じで、
世間一般のプロレスラーのイメージとは違い、身長170センチ程度の普通の人がやってます。
そのコンセプトは学ぶべきことも多いです。
プロレスというある意味マニアックな世界に、女性を呼び込んだルックス重視のプロレスラー。
入場にダンスを取り入れたり、笑いの要素を取り入れたり、全体的にショーを見ている印象です。
実際、戦いの内容も魅せることが最重要視され、試合結果がたとえ予定調和だったとしても、
そのショーを見てお客さんは満足して帰るわけです。
しかし、予定調和だったとして、演劇に映ってしまえば、満足など得られません。
彼らプロレスラーの身体には説得力があります。
体脂肪率10%未満の美しい筋肉美、高度な技術、いずれも、魅せることを意識したものです。
鍛えに鍛えぬいた身体でプロレスショーを魅せているわけです。
ショー要素が強いので、パフォーマンスも大切です。
わかりやすくするように、ユニットという形で、善悪・敵味方を明確にして、
個々の個性(キャラ?)を重視して、他にはない、
『面白くて、格好良くて、高度なプロレス』を実現しているのです。
また、元々、神戸のライブハウスを地元として地域密着でスタートしており、
そこから年数をかけて今の状況まで上り詰めてきました。
いわば、ターゲットを若い女性に絞って、
新しい市場を作り上げたといっても過言ではないでしょう。
ということで、前置きが長くなりました。
この団体で、以前、健康保険証が試合に賭けられたことがありました。
その時にふと思いついた疑問…。
“CIMA”と“TAKAみちのく”が戦ったのですが、
TAKAみちのくは国民健康保険なのですが、
(まだ紙の保険証なのかとバカにされていました。)
CIMAの健康保険証が政府管掌のものでした。
おそらくはDRAGON GATEが、会社組織なので、その社員としての加入でしょう。
で、彼らが試合中に負ったケガはどう取り扱われるか考えたわけです。
ちなみに、TAKAみちのくは個人事業主ですので、国民健康保険で、
業務上、業務外関係なく給付があります。
しかし、CIMAについては、政府管掌健康保険だと、業務外の傷病でなければ、
給付が降りないのです。
で、その場合、業務上だと労災保険が適用されるわけです。
しかし、そもそも、プロレスという相手にケガをさせることが多い業種?で適用されるのでしょうか?
労災保険料率表を確認しましたが、その他の各種事業の中に演劇というものがあり、
それだと4.5/1000の料率です。
とてもじゃないですが、適正な料率とは言えません。
どうしてるんでしょうね?
労災保険側としては、給付を断れる理由があるのでしょうか?
生保会社・損保会社の専用の保険で自費でやってるんですかねぇ?
疑問です…。
【河原】
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