今日の京都はもはや秋晴れと行ってもいいほどのすがすがしいお天気です。
今年の夏は天候的には比較的過ごしやすい日々が続いていると思います。
2、3年前には摂氏40度近い気温が続き、これは地球温暖化も本格的に
現象として現れてきたなと思ったものでした。
しかし天候的にはと申し上げたのには理由があります。
この夏はスポーツの大きなイベントが目白押しでした。
世界水泳、世界陸上、バレーボールのワールドカップ、
高校野球もいつになく盛り上がっています。
日本人の活躍もさることながら、世界新記録の連続など
全世界的に驚く事の多いこの夏でした。
ここで大変記憶に残っているある選手の一言を
取り上げて、感想を述べてみたいと思います。
それは23日の準決勝で中京大中京に大差で敗れてしまった
岩手県代表 花巻東高校のエース菊地雄の言葉です。
「このチームのために投げて、それで一生投げられなくなっても
いい。最後の登板のつもりで投げた。」
(準決勝:背中の痛みを押して途中登板、11球でノックアウト降板、試合後のコメント)
高校野球らしいと言えばそれまでですが、今の高校生に
高校生らしいという言葉が当てはまるのは稀ではないでしょうか。
将来の夢は大リーガーという選手が多い中、
この高校野球で全てが終わっても、いいなどと言うことがあり得るでしょうか。
先日たまたま映画のルーキーズー卒業ーを観ました。
その中にも大リーガーを目指し、その高校の野球部に在籍しながら、
練習にでず、大学の野球部で人知れず練習する選手がいました。
その高校野球部のキャプテンが「努力する人間は嫌いではない」と
大きな度量で、彼の練習参加を待ちのぞんでいました。
様々な事件のあと、その高校のために自分自身を注ぎ込み、
夢の甲子園出場を果たす。という部分がありました。
今このような青春臭い話が最も受けています。
それだけ日常にその姿を見なくなったため、
誰もが憧れる姿なのかも知れません。
菊地雄君のこれからの活躍を期待したいところです。
今回の試練は彼にとって、いい方向に向かう原動力に
なると思いますが、以前の江川選手のように肩や体に
致命的な故障がなければいいと思うばかりです。
(ゲスト出演 林 勇作)
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